ICカードセパレーターを作った話
突然ですが皆さん、「SuicaとPASMOを同じパスケースに入れたい!」やら「IC学生証(社員証)と一緒に入れたい!」やら思ったことはありませんか?
ご存知の通り、交通系ICカードは、重ねて改札にタッチするとエラーを起こして「ピンポーン!!」と鳴り、改札を通ることができません。
SuicaとEdyなど、アンチコリジョン機能が施されているFeliCaカードは重ねてタッチしてもそれぞれ正しく認識できますが(詳細は割愛)、SuicaとPASMOなどは完全にアウトです。
今回は、SuicaとPASMOを同じパスケースに入れるためのICカードセパレーターを自作した話をします。
なぜ作るのか
ないなら作れ。
ICカードセパレーターは市販品もあるのですが、例えばコクヨのナフ-W1というものだとA〇azonでのお値段が
この系統のFeliCaカードは、カードリーダーからの電波でカード内部に電磁誘導が発生し、カード内部のチップから出る電波で通信する(らしい)ので、
「電波遮断するなら適当なカードにアルミホイルでも巻いとけばいいんじゃね?」と思い、やってみました。
必要な物
・100均とかで売ってる適当なパスケース(両面にポケットがあるもの)
・中に入れたいICカード2枚,ここではIC定期(PASMO)とSF利用や物販利用時用の常用IC(Suica)を使う
・適当なプラスチックカード。これにアルミホイルを巻く。使わなくなったポイントカードなどがおすすめ。
・ヨド〇シやAm○zonなどの適当な段ボール板
・画像には写ってないけど肝心なアルミホイル
作り方
この作り方はヨドバ〇の薄い段ボール板で作成したものです。段ボールはあくまでもスペーサーなので、もう少し厚い板があれば⑤は省略できるかも。
①適当なプラスチックカード全体を覆うようにアルミホイルを巻きます。
②適当にテープなどで固定します。
③段ボール板を半分に折るとプラスチックカードを挟めるような形に切ります。
④挟みます。
⑤それとは別に、カードサイズに段ボール板を切ります。
⑥表のポケットの方にICカードを1枚入れます。このポケットはICだけ。
⑦裏のポケットに外側から、カードサイズに切った段ボール板→アルミホイルで包んだプラスチックカードを挟んだ段ボール板という順番で入れます。
⑧その上(一番外側)にもう1枚のICカードを入れて、完成です。
動作確認
いきなり駅の改札でピコピコするのも迷惑なので、とりあえずパソリ(PCにUSBで繋げてFeliCa読み取れるアレ)で動作確認し、その後は実際に使用してみました。
結果
〇パソリ+SFCard Viewer 2
〇JR東の改札
〇東京メトロの改札
〇都営地下鉄の改札
〇CT-5100(決済端末)での物販利用決済
成功。
結論
ICカードセパレータは110円+アルミホイル代+いらないプラスチックカードだけで簡単に作れる。
他
なんであんなにスペーサーとして段ボール板が必要なの?普通にSuicaとPASMOの間にアルミホイルで包んだプラスチックカードを入れればいいんじゃね?と思った方、いるでしょう。
最初はそれで試したのですが、Suica,PASMOとどちらも読み取れませんでした。(パソリ+SFCard Viewer 2で試しただけなので電波が強い駅改札でやると結果が変わるかも?)
また、カード型に切った段ボール板を省略すると読み取れませんでした。(多分プラスチックカードを挟む段ボール板がもう少し厚ければ問題ないと思われる)
ここら辺はよく原因がわからないので詳しい方教えてください。
おしまい。